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一体整備のプロセスとメリット

2011.12.02

行政はプロの知恵も使って、広域マスタープランをつくる。マスタープランに沿って、官民が協力して沿線の区画を再統合し、スーパーブロックで街をつくり替えていく。スーパーブロックで整備すれば、従来の路地は建物内通路に置き換えることができる。こうした路地の廃道分で、メインストリートの拡幅分を相殺できるだけでなく、新たに有効な開発敷地も生み出すことができるはずだ。つまり、用地買収費もかからず、立体道路整備と都市の機能更新、都市環境の改善が一挙にできるのである。

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このときに、電柱の地中埋設や、ライフラインの共同溝も一緒に整備してしまえばいい。いろいろなことをバラバラにやるから、効率も悪く、コストもかかり、出来映えも美しくないのだ。沿線住民も、個々で建替えるより、再開発に参加したほうがはるかにメリットが大きい。自分の権利を再開発建物に置き換えるだけで済み、新たな負担がなく、居住環境も資産価値も上がる。都市再生や道路整備で重要なことは、参加する人々が将来に希望を持てる計画にすることだ。六本木ヒルズ等の再開発で、住民の方々と私たちが十数年もがんばることができたのは、「いまよりもかならずいい街、いい環境になる」という希望を共有できたからである。未完の都市計画道路の沿線の方々は、むしろ幸いである。新しいテクノロジーと再開発手法を組み合わせ、道路整備を軸にして街も環境も一新できるチャンスを手にしているのだから。環状2号線でそうした実例ができれば、「立体道路+周辺再開発」の効果が多くの人に理解されるようになるだろう。