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日本の建築家

2011.12.02

21世紀に入り、東京の各地で進む巨大開発が全貌をあらわした。しかし、その一方で若い施主が極小の住宅を建てることも、一般の雑誌をにぎわせている。そもそも世界的に考えても、日本は小住宅という建築のジャンルを非常に洗練させた国である。小住宅は「うさぎ小屋」と呼ばれ、馬鹿にされてきたが、日本の建築家は実作を手がける機会を多く与えられ、すぐれた作品を生みだしてきたのも事実だ。一九九九年に登場したスミレアオイハウスも、そうした小住宅である。

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家の規模はわずか九坪。約五・四メートル四方の正方形のプランである。ただし、内部は三坪分の吹抜けをもっており、二階は六坪。床面積を合計しても一五坪。家族四人(ちなみに、二人の娘スミレとアオイが家の名のもとになった)の家として決して広いものではない。しかし、実際に訪れると、むしろ大らかな雰囲気を感じる。その理由としては、個室をもたないために間仕切りがないこと、吹抜けに面して大きなガラスの開口があることが挙げられる。