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居間を広くし、奥へ配置する

2011.12.16

プランを中心とした発想というものを少し具体的に述べると、私は何も教条的にこうと決めているわけではないが、普通の都市型の住宅では、落ち着ける居間というのは外部の社会とはなるべく心理的に遮断したほうがよいという意味で、玄関から1歩入るとすぐに居間、という形ではなく、少し長く歩くということによって心理的に外部と遮断したい。この「羽沢の家」も玄関からの細長い薄暗い空間を通り、比較的に明るい居間へ出ることで、外の世界と別の世界に自分がいるという感じをつくり出したいという狙いで設計されている。

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居間に通じるドアをガラス入りの格子戸にするのは、中廊下になった暗いところを通るから、行き先である居間は明るくし、明るいところへ向かって行く、という感じにしたいからだ。和室へ行く廊下はガラスにできないので、真っ暗な中廊下とならないよう、ハイサイドライトで上から光を落としているが、それでも暗いので、壁と収納の扉を白くしている。