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東京の貸ビルの空室率

2011.12.03

東京の貸ビルの空室率は昭和53年ごろ2%弱あったが、61年には0.2%にまで低下し、極端なオフィス不足となった。特に中央区、千代田区、港区、新宿区といった一等地では空室率が0.01%と、事実上大型フロアで空いているものは皆無に近い状態にまで逼迫した。その原因を、考えてみよう。一般には東京の急激なオフィス不足は、昭和61年の末に東京オフィスセンターが創設され、それに前後して海外の金融機関が大挙して東京に進出したことが第一の原因に挙げられる。

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確かにそれも大きな要因である。しかし、東京以外の大部市でも、中心部のオフィスの空室率は急速に低下しており、昭和58年以降、3大都市で基本的に空室率が上がったところはない。また東京は昭和55年から56年に一度空室率が上昇したのち、急速に低下し始めている。このころはまだ、海外の金融機関等のわが国への大々的な進出は始まっていない。このように各都市ともそのころから急速に空室率が低下し始めたのは、OA機器が急速に普及し始め、コンピュータ室を別途設けるなど、オフィスの新たな需要か発生したためである。